「売上上げろー」「顧客を増やせ―」みたいな話は多いですよね。今日は「売上」を2倍にするには、どうすればよいかを考えてみます。

【現状を考える】
(1)どの業種でも売上をあげたくない業種はない
(2)「売上をあげる」のタイトルのセミナー多い(みんな関心がある)
(3)単一品目での売上の話が多い
(4)具体性が乏しい会議、セミナーも多い

当然のことですが、売上への関心はどの業種でも多いです。売上があがらなければ、会社として成り立ちません。そして業種は異なっても、会社で「売上をあげろー」の話は多いはず。

でもただ、「売上あげろー」と声高らかに言っているだけでは意味がないのです。そして「あれしよう」「これしよう」とアイデアだけでもダメ。少し物事を分解して、どの要素が伸ばしやすいか、考える必要があります。

【課題を「なぜなぜ」で展開します】
(1)売上上げる→アイデア出しは多い
(2)客数・客単価・回数バラバラ(意識が、そこに及んでいない)
(3)一つ一つをあげるほうが楽(検討必要)
(4)もし2倍上げたいなら、3つの要素を「26%」ずつ上げる
(5)2倍でなくても、1.5倍、1.2倍など検討(1割増しでも十分)

売上  = 客数 × 客単価 × 回数(リピート数) が基本公式

どこがあげやすいか、取り組みやすいか考える必要あり。

また売上の要素を3つに分解することで、計算立てやすく、見えやすく(可視化)できます。結論を言えば、それぞれの3つ項目26%増しで2倍、3.5%増しで1割増しの売上が理論上、期待できます

【対策・まとめ】
今回は例題でまとめてみましょう。

【例題】(分かりやすいように数字は簡略化)
年間 顧客10人 単価100円 年2回購入する
 10人×100円×2回=2,000円(年間売上額)

この年間売上額を2倍の4,000円にするには、それぞれの項目を26%増しにする
(10人×1.26)×(100円×1.26)×(2回×1.26)=
 12.6人×126円×2.52回 ≒ 4,000円(年間売上額)→2倍

実際には2倍はなかなか難しいので、10%アップ(1割増し)で考える。
そのためには、それぞれの項目を3.5%増しにする
(10人×1.035)×(100円×1.035)×(2×1.035)
10.35人×103.5円×2.07回 ≒ 2,217円(年間売上額)→10%増

実際には、他の要素も絡むでしょうから、こんなにうまくはいきませんが、少なくとも分散すれば、できそうだと思えますよね。

また、それぞれの項目均一にアップさせなくても、得意分野だけ多めに数値(%)をあげて、ちょっと難しいなと思う項目は現状維持か下げてもいい訳です。

【それでは結論です】
1 売上UPの基本式をまず知る
 売上 = 客数 × 客単価 × 回数(リピート率)

2 売上2倍なら、3つの項目を26%増、売上10%UPなら、それぞれの項目3.5%増。 

【本文の事前ノート】
売上2倍(1ページ目)

売上2倍(2ページ目)

それではまた!

▼ポチっとしていただけるとランキングがあがります。

にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村